時折、手にとる本の中の一冊。
西田幾多郎著『善の研究』
初めて読んだのは、大学生の頃。
難し過ぎて、深い意味は理解せず読んでいたことが、今になってわかります。
夫の名前は、京都で大学時代を過ごした舅が、「哲学の道」から一字頂いてつけたそうです。
西田幾多郎が思索に耽りながら歩いた小径です。
そういう経緯もあり、息子が小学5年生のときに、噛み砕きながら読んであげたことがあります。
そして、今、NHK教育「100分で名著」という番組で、『善の研究』を取り上げています。
とてもわかりやすく読み解いて下さっているので、まだ読んだことのない方にもオススメです。
私のマインドフルネスのクラスを受けて下さっている方には、ぜひ、西田幾多郎のいう「善」とは何か、を考えて頂きたいです。
西田哲学とマインドフルネスに共通点が見えてきて、きっと両方を深く理解できると思います。
ユング派 河合隼雄さんとも通ずるところがあるので、心理系の方々にもオススメです。
『善の研究』
読んだことがある方も、まだ読んだことがない方も、
ぜひ、読んでみてください。
きっと、マインドフルネスの理解が深まります!
脇 璃香子